疫情过后“大阪的旅游业” 复苏的迹象


「都市活力ランキング第1位(世界131都市中)」「世界で最も魅力的な大都市ランキング第5位」「世界で最も住みやすい都市ランキング第4位」に選ばれた大阪。 なぜ大阪は世界中の人々から愛されるのか?  その理由を日本総合研究所マクロ経済研究センター所長の石川智久氏と、朝日新聞大阪経済部長の多賀谷克彦氏による新書『大阪の逆襲』から再構成してお届けする。 【グラフ】5年で3倍! 大阪の外国人旅行客数  現在、新型コロナの感染流行によって世界的にインバウンドはほぼ壊滅的な状況にあります。しかしながら、「大阪のインバウンド」は、その潜在力を踏まえると、コロナ終息後には再び盛り上がると考えられます。そこで、コロナ直前の状況を振り返りながら、大阪の観光業の底力と復活する理由をご説明したいと思います。

 「ミナミ」の中心に位置する心斎橋筋商店街は、流行語ともなった「爆買い」で2015~2016年頃、一世を風靡しました。2020年に入ってからも、新型コロナ禍の前までは「ここは海外か?」と見紛うばかりの訪日客で通りはあふれかえっていました。  例えば日本ブランドのシューズを扱うお店に入っても、中国語、韓国語、英語は聞こえてきますが、日本語で話す人は皆無。外国人のお客様が、言語対応できる店員さんを相手に、それぞれお目当てのシューズを熱心に検討するというのが日常の風景です。

 もともと心斎橋筋はネオンサインがまぶしく、日本というより、東南アジアのような雰囲気があるのですが、アジア系の旅行者が増えて、エキゾチック感が増しています。  先日、たこ焼きを買ったところ、店員さんは筆者に中国語で話しかけてきました。大阪府を訪れた訪日客数は、2014年に376万人、それが2018年には1142万人と、5年間で3倍以上に増加しています。これは日本全体の訪日客数(3119万人)の約36%を占めるものです。また、この5年間の客数伸び率は、東京都の1.6倍(2018年1424万人)を大きく上回っています。

 ちなみに現在の大阪を訪れる訪日客の国別内訳は、中国が4割、韓国が2割、台湾が1割で、この3カ国だけで全体の7割以上と、東アジア中心の構成となっています。 ■外国人入国者数の推移は「右肩上がり」  しかも昨今は、ツアーガイドが旗を掲げて、ぞろぞろと団体客が移動するケースは少なくなり、何回もリピートしているような個人旅行者が増加していることは明らかです。  関西全体を捉えても、関西への外国人入国者数の推移は、2014年に対し、2018年は2.4倍とやはり右肩上がりです。とくに大阪に次いで訪問率の高い京都では、新型コロナ禍の直前まで、訪日客による「オーバーツーリズム」(想定以上の客が集まることによる悪影響)が問題ともなるくらいにまで、観光業が盛り上がっていました。
今は新型コロナウイルスの影響でインバウンドは減少していますが、観光関係者の中には、終息後はまたインバウンドは拡大すると見ている人が多数います。それだけ関西には観光コンテンツがたくさんあるということでしょう。こうした実力を考えると、新型コロナ禍が終息すれば、関西の観光業も「逆襲」することは間違いありません。 ■1日に3万人が訪れる「大阪のミナミ」  では、どうしてこのように、多数の訪日客を関西が呼び寄せているのでしょう。これには以下のようなポイントが見られます。
大阪の人気スポットは、大阪観光局の2018年調査によれば、訪問者数ランキング1位が道頓堀(心斎橋・難波)で、以下、大阪城、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、日本橋、黒門市場と続きます。  また、訪問地に大阪を選んだ理由は「観光地」としての魅力に続き、「食事」が魅力的という回答が、「ショッピング」を抜いて2位になっています。これがリピート客増加にもつながっています。  実際、東京と大阪に住んだことがある何人かの中国人の方とお話ししたところ、東京よりも大阪のほうが中国的な雰囲気があり、なじみがあるので、一度来ると何回も来たくなると言われました。
 大阪のミナミには、心斎橋筋商店街に加えて、黒門市場という商店街が存在します。147店舗が連なる巨大商店街で、1日の客数が約3万人、その80%が外国人という、インバウンド誘引の大成功例です。  和服姿の外国人向けコンシェルジュを配置したり、食べ歩きできるように串焼きにしたり、店先でテーブルサービスを提供するなど、多言語対応を含めてさまざまな工夫を凝らした結果、大阪の食を支える市場として「黒門」が訪日客にも知れ渡ることになりました。
10年くらい前までは地元の人が買い物をする、どこにでもある商店街でしたが、今は、食べ歩きをしたいという海外旅行者の意見を反映させて、食べ歩きのスポットとなりました。お客さんのニーズにすぐに対応する大阪商人の心意気を感じます。  2016年に民営化された関西国際空港は、運営権が関西エアポート株式会社に引き継がれ、2017年にLCC(格安航空会社)専用の第2ターミナルがオープンしました。  当空港がアジアからのLCCのハブとなるべく、11カ国31都市を結ぶ航路が就航しています(2020年4月時点)。これは成田空港の18都市を大きく上回っており、関西国際空港の2019年度総旅客数は3000万人を超える見込みです。
とくに、アジアからのアクセスを容易にしていることで、目下の訪日客拡大を生んでいます。直近の計画によると、ターミナルの改修により、2025年までには年間4000万人までの受け入れ拡大が想定されています。  関西国際空港がこれほどまでの人気空港になったのは、アジアの発展とLCCの就航が関係していることは間違いありません。アジアの新興国が豊かになるにつれて、こうした国々でも海外旅行が盛んとなり、日本へ旅行したい人が増加しています。
そして、アジア各国から関西までのフライト時間は、東京よりおおむね1時間ほど短くなります。欧米からの10時間前後のフライトの場合、1時間は大した差ではないのですが、アジアからだと数時間で日本に来られる国もあり、こうした国にとって1時間の差は大きなものがあります。さらに、LCCは通常の飛行機よりも席の間隔が狭めであるので、少しでも早く外に出たいという旅行者も多いようです。  インバウンドが拡大する2010年くらいまでは、寂しい空港でしたが、最近は土産物屋やレストランも増えて、世界有数の空港に成長しています。コロナ終息後には、その底力が再び発揮されることが期待されます。

■民泊室供給量は全国トップ  2016年に国家戦略特区として、大阪市が民泊条例を施行し、簡易的な民泊運営ができるようになりました。2017年に宿泊期間が最低2泊3日まで引き下げられたことで、はずみがつき、特区民泊の大阪市の居室数は1万室レベルになってきています。これは、全国でも圧倒的にトップの民泊室供給量です(ちなみに2位が東京都大田区の572室  ※居室数は2019年8月末時点)。  古い歴史を持つ関西は、文化的な遺産を多数抱えています。まず、ユネスコの世界遺産をみると、日本国内認定案件23件中6件が関西地区です。

 「法隆寺地域の仏教建造物」「姫路城」「古都京都の文化財」「古都奈良の文化財」「紀伊山地の霊場と参詣道」に加えて、2019年には大阪府としては初めての世界遺産となる、「百舌鳥・古市古墳群」が選出されました。  また関西には、全国の国宝・重要文化財建造物2497件のうち約42%が、国宝226件に限れば実に約71%が集中しており、まさに観光資源の宝庫です。  九州から関西に転勤してきた友人から面白い話を聞きました。彼は九州時代に国宝を見たことはほとんどなかったといいます。それが関西に来ると、すごく小さなお寺にも国宝があることが多く、お寺によっては、重要文化財の隣に重要文化財があって、その奥に国宝が何点もあるという状況に大変衝撃を受けたとのことでした。「世の中に国宝ってこんなにあるんだ」という彼のコメントは忘れられません。

 近隣の中国、韓国、台湾、香港からの訪日客がリピーター化してきた中、かつての「爆買い」は影を潜め、より多様な体験、日本ならではの経験がしたいというニーズが高まっています。  スキーやスノーボードなどのリゾート・スポーツ体験に加えて、写経や座禅、精進料理を味わえる「高野山の宿坊」といった、関西ならではの「コト消費」が人気です。  ほかにも、アート感覚を刺激する「京都の和食サンプルづくり」や、隠れインバウンドスポットとして人気を集める「カップヌードルミュージアム 大阪池田」での自分オリジナルのカップヌードルづくりなど、「コト消費」の体験内容はさまざまあり、インバウンド消費の次のあり方をリードしていると言えます。

·   ■コロナ後の「旅行ブーム」の準備も万端  インバウンド増により大阪・関西が活況であることは、ホテルの建設ラッシュからも顕著です。ニッセイ基礎研究所のレポート(2019年)「都道府県別にみた宿泊施設の稼働率予測」によれば、訪日客の増加に対応するためには、2020年時点で大阪に2017年比1.4万室、2030年には1.9万室の客室増が必要と試算されています。  これに対し、阪急阪神ホテルズは、2019年に1032室の「ホテル阪急レスパイア大阪」を開業しました。また、アパグループは2019年に900室を超える「アパホテル&リゾート〈御堂筋本町駅タワー〉」を開業し、さらに2022年末に1700室超のホテルを梅田で開業する計画も発表しています。
このように、2020年までに大阪では2万室のホテル客室の増加が予定され、大幅な拡大需要に応えようとしているのです。少し前までは、大阪でホテルが予約できないとの声も聞かれましたが、先述のように民泊も拡大し、ホテルの客室数も増えているので、これからは好みのスタイルで関西旅行がしやすくなるはずです。  観光資源が豊富で、宿泊施設もさまざまあり、バックパッカーから富裕層まで、誰にとっても楽しい関西になりつつあるのです。新型コロナ禍の終息後に予想される旅行ブームの準備はできていると考えることもできます。

 



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